山陽特殊製鋼株式會(huì)社（社長(zhǎng) 藤原信義、本社姫路市）は、電気爐スラグ製品の品質(zhì)向上に向け、加圧式蒸気エージング設(shè)備を?qū)毪贰?月17日に竣工式を?qū)g施しました。

　今回、導(dǎo)入した加圧式蒸気エージング設(shè)備は、加圧蒸気を用いた製鋼スラグのエージング設(shè)備としては、日本で初の1.0MPaの高圧処理能力を持ち、短時(shí)間処理を可能にするとともに、製鋼スラグのエージング処理において高い処理能力を発揮します。（従來の0.5MPaに比べ、処理時(shí)間の更なる短縮化が図れるほか、粒度の細(xì)かいスラグに対しても、粒子間に蒸気が浸透する等、高い品質(zhì)安定性が期待できます。）
　當(dāng)社では、社內(nèi)で発生する電気爐スラグの全量を、この加圧式蒸気エージング設(shè)備で処理することで、「品質(zhì)の安定した、信頼性の高い電気爐スラグ製品」を提供してまいります。
 

　當(dāng)社は、第7次中期連結(jié)経営計(jì)畫（平成20～22年度）の中で、「環(huán)境対策の確実な実施」および「非価格競(jìng)爭(zhēng)力の強(qiáng)化」を重點(diǎn)施策として掲げております。
　ゼロエミッション、資源循環(huán)型社會(huì)の重要性が広く認(rèn)識(shí)される近年、將來にわたって電気爐スラグというリサイクル製品を社會(huì)に提供していく上で、電気爐スラグの品質(zhì)を安定させ、十分な信頼性を擔(dān)保することは、必須の要件であると認(rèn)識(shí)しております。
　當(dāng)社は、かねてより電気爐製鋼工程で発生した電気爐スラグのリサイクル推進(jìn)、用途拡大に取り組んでまいりました。平成17年に姫路市の資源循環(huán)型舗裝のアスファルト骨材として採用された後、徐々に新規(guī)用途での出荷実績(jī)を伸ばしております。
　本設(shè)備の導(dǎo)入により、電気爐スラグのエージング処理を短時(shí)間に、より確実に実施し、資源循環(huán)型社會(huì)の構(gòu)築に貢獻(xiàn)していきたいと考えております。

?エージング処理について?
　電気爐スラグは、古くから、道路、土木用途にリサイクルされており「リサイクルの優(yōu)等生」と言われており、電気爐スラグ製品の製造工程において、「エージング」という體積安定化処理を施し、品質(zhì)に関わる検査を行った後に製品を出荷しております。

　エージング処理の方法としては、露天下にて半年～1年程度大気にさらす「大気エージング」のほか、高溫蒸気にて1～2週間処理を行う「蒸気エージング」や、今回導(dǎo)入した「加圧式蒸気エージング」が実用化されております。
　加圧蒸気にてエージングを行う場(chǎng)合、常溫狀態(tài)で半年以上要するエージング処理を數(shù)時(shí)間で完了できる等、処理時(shí)間の短縮化を図ることができます。また、加圧狀態(tài)で処理を行うため、スラグ粒子の隙間に蒸気が行き渡り、均一で蒸気むらのない処理が可能となり、高い品質(zhì)安定性が得られます。

【參考】電気爐スラグ製品の製造工程の概要

?導(dǎo)入した加圧式エージング設(shè)備について?
　本設(shè)備は、電気爐スラグを投入したバスケットをオートクレーブ（圧力容器）內(nèi)に裝填し、加圧蒸気処理を行うもので、1バッチ當(dāng)り32m³、約64トンの処理が可能です。また、オートクレーブ1基に対し、2基のバスケットを交互に処理することで、電気爐スラグの積込、排出作業(yè)をエージング処理中に実施でき、効率的な処理が可能となっています。
　その他の特長(zhǎng)として、蒸気を常時(shí)流通させる蒸気エージングに対し、圧力封入式の本設(shè)備は、蒸気使用量が少なく、環(huán)境負(fù)荷の低い設(shè)備でもあります。また、広大なエージングヤードを必要とする大気エージングに比べ、短時(shí)間で処理が可能なため、製品ヤードの面積を1／6まで圧縮可能で、土地の有効活用も図れる等、副次的価値の高い設(shè)備でもあります。

【設(shè)備の概要】

　?最大処理圧力：　1.0 MPa（従來型 0.5 MPa）

　?バスケット容量：　32m³/バッチ（従來型 25m³/バッチ。容量28％アップ）

　?最 大 処 理 量：　15,000ｔ/月

加圧蒸気式エージング設(shè)備	7月17日に実施した竣工式の模様

以上