山陽特殊製鋼株式會社（社長 佐々木宏機、本社姫路市）は、中期連結経営計畫（2005～2007年度）の中で、地球環(huán)境対策の確実な実行など「ＣＳＲ経営の一層の推進」を重點施策のひとつとして掲げています。
　この一環(huán)として、當社は電気爐製鋼工程で発生した電気爐スラグのアスファルト骨材化に取り組んでまいりましたが、このたび、當社の電気爐スラグが道路舗裝時の「アスファルト骨材」として初めて姫路市道路整備改善課に採用され、9月に発注された市道の舗裝工事に使用されました。
　これは、當社の電気爐スラグのアスファルト骨材へのリサイクルの取り組みと、資源循環(huán)社會の形成に取り組む姫路市の方針とがマッチし実現(xiàn)しました。

　當社は、電気爐製鋼工程で大量に発生する電気爐スラグの改質(zhì)処理に早くから取り組み、均質(zhì)で膨張性の少ない道路用材料「路盤材」として、電気爐スラグのリサイクルに取り組んできました。
　今回、電気爐スラグの新たな用途として、「アスファルト骨材」化を目指し、アスファルト合材會社である昭和瀝青工業(yè)株式會社と共同研究を行ってきました。また、姫路市に対し、電気爐スラグのアスファルト骨材としての有用性をアピールしてまいりました。
　その具體的な成果として、このほど當社の電気爐スラグが姫路市の道路舗裝時のアスファルト骨材として初めて採用されました。

　道路舗裝の際に使用される「アスファルト骨材」は、常に安定した品質(zhì)が求められ、內(nèi)質(zhì)?サイズの面でJIS規(guī)格をクリアするだけでなく、膨張の原因となる未反応の石灰（遊離石灰）が少ないことが求められます。當社は、電気爐スラグに改質(zhì)処理等を行うことにより、アスファルト骨材としての品質(zhì)やその安定性が改善されることなどに早くから著目し、調(diào)査研究設備を?qū)毪筏贫鄶?shù)のサンプル調(diào)査を行ってきました。さらに、當社工場內(nèi)で、電気爐スラグを使用したアスファルト舗裝工事を行い、電気爐スラグがアスファルト骨材として有用であることおよび天然砕石と遜色ないことが立証されました。

　當社では、社會を構成する一員として、今後とも企業(yè)倫理の徹底や地球環(huán)境対策の確実な実行など、社會的責任を果たすことにより経済性と社會性の両立を目指してまいります。

 

【電気爐スラグの特性】